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オートメーション

SONARには非常に洗練されたオートメーションシステムが装備されているため、再生中にフェーダーの動きやパラメーターの変更をマウスやコントロールサーフェスを使ってリアルタイムに記録したり、オフラインでオートメーションをグラフィカルに編集することができます。

オートメーションとはフェーダーやつまみ、その他の操作子の動きを記録しておいて、次回からプロジェクトを再生するときにこれらのパラメーターを自動的に変化させるようにする機能です。これにより、プロジェクトのタイムラインに沿ってパラメーターを動的に変更することが可能です。SONARではボリュームやパン以外にも多くのパラメーターをオートメーションすることができます。メインの出力を調整するためのフェーダーやつまみ、トラックやバス、プラグインシンセ、プラグインエフェクトのパラメーター（対応しているもののみ）、そしてクリップもオートメーションできます。SONARのオートメーション可能なコンポーネントに、簡単に使うことができる再生と記録のコントローラがあります。

またいくつかの操作子をグループ化して、そのうちの1つを記録することで、グループ化したパラメーターすべてをオートメーションすることもできます。フリーハンドツールやパターンツールで、オートメーションデータを入力することもできます。オートメーション可能なすべてのパラメーターは、コンソールビューまたはトラックビューからコントロールすることができます。コントロールバーのミックスモジュールにあるグローバルなオートメーション再生ボタン をクリックすると、すべてのオートメーションを有効または無効にすることができます。トラック・ストリップ、バス、FX欄、プラグインシンセのオートメーションはオートメーションの再生ボタン を使って、トラックごとまたはパラメーターごとにオンとオフを切り替えることができます。ミキシング中にパラメーターの一部のオートメーションをオフにする簡単な方法があります。

以下はオートメーションの使用例です。

トラックを徐々にフェードインまたはフェードアウトさせるときは、トラックのボリュームコントロールをオートメーション化します。

曲の特定のセクションだけで特定のプラグインが必要となった場合、そのプラグインが必要とされないトラックのパートで、そのプラグインのバイパスパラメーターをオートメーション化します。

曲の特定の場所でスピーカー間で特定のサウンドをパンさせたい場合は、パンの移動を「記録」します。

 

関連項目：

オートメーションの機能

オートメーションの作成

オートメーション記録モード（ProducerおよびStudioのみ）

オートメーションタイムベース

オートメーションの再生と記録ボタン

フェーダーやつまみの動きを記録する

オートメーションレーン

オートメーションエンベロープの作成、編集

トラックとバスのミュートのオートメーション

エンベロープモードとオフセットモード

MIDIコントローラをエンベロープに変換する

スナップショット

プラグインのオートメーション

外部MIDI機器からのオートメーションの記録