SONAR LE Documentation is based on the full version of SONAR. Some screenshots, folder paths, features and other references may differ from your installation.同期とキャッシュセクションでは、オーディオの同期とキャッシュに関する設定を指定できます。同期とキャッシュセクションには、次の設定項目があります。
開始タイミングで同期:タイムコードに従って、正しい時刻にオーディオの再生を開始しますが、その後はタイミングマスタに指定したオーディオデバイスの内部クロックにしたがって再生されます。MTCのマスターになる外部機器とオーディオデバイスとをワードクロック同期させていない場合には、外部機器とオーディオデバイスのタイミング精度の違いによって、オーディオがタイムコード(時:分:秒:フレーム)から徐々にずれていく可能性があります。
タイムコードに同期:MTCのマスターになる外部機器とオーディオデバイスとをワードクロック同期させていない場合にも、オーディオの再生速度はタイムコード(時:分:秒:フレーム)に合わせるように随時調整されます。しかしながら、外部機器とオーディオデバイスのタイミング精度の違いにより、オーディオのテンポやピッチが揺れたり、極端な場合は音切れが発生する可能性があります。
タイミングオフセット [msec]:MIDIとオーディオのタイミングの微調整を行います。正数値の場合、オーディオが遅延されます。負数値の場合、MIDIが遅延されます。
MIDIタイムコード(MTC)検出時:このオプションでは、MIDIタイムコード(MTC)を認識したときにどうするかを決めます。以下のような単位で移動することができます。
クロックソースを変更する確認ダイアログを表示:このオプションでは、外部からのタイムコードを検出したときに、検出した信号に同期させるかどうかをたずねるダイアログが表示され、同期させるように答えた場合は、クロックソースをMTCに変更してタイムコードに従います。
クロックソースをMTCに変更し、MTCに従う:自動的にクロックソースをMTCに変更し、タイムコードを受信します。
クロックソースがMTCのときだけMTCに従う:このオプションでは、クロックソースがMTCに設定されているときだけ、検出したタイムコードを受信します。
無視:タイムコードを検出しても無視します。外部機器のスレーブとして動作させる場合は、このオプションを選択しないでください。
メモ:無視は、すべてのMTCを無視します。
MTC/MIDIクロックのスレーブ時の再生開始:このオプションでは、MTCまたはMIDIクロックモードで再生をクリックしたときのSONARの動作を指定します。
クロックソースをインターナル/オーディオに切り替えて再生開始:クロックソースを(MTCまたはMIDIクロックから)オーディオまたはインターナルに変更して、再生をスタートさせます。これにより、MTC(またはMIDIクロック)による同期はキャンセルされます。
クロックソースを切り替えずMTC/MIDIクロック受信まで待機:クロックソースをMTCまたはMIDIクロックのままにして、外部機器のタイムコードまたはクロック信号が開始されるのを待ちます。再生ボタンは押されたままになります。
リードキャッシュを使用、ライトキャッシュを使用:これらのオプションにチェックすると、オーディオデータの読み込み、書き出し時にWindowsのディスクキャッシュを使用します。通常は初期設定のまま、両方のキャッシュをオフにします。もし、お使いのコンピューターが古いタイプのIDEインターフェースを搭載しているのであれば、キャッシュを有効にすることでオーディオのパフォーマンスを上げることができます。
I/Oバッファサイズ[KB]:ディスクの読み書きに使用するバッファのサイズを指定します。ここで値を変えてもオーディオレイテンシには影響を与えませんが、オーディオトラックで使用するディスク容量が変わります。この値を大きくすると、オーディオデータの先読み量が増えます。高いサンプリングレート/ビット数のプロジェクトにおいて先読み量が不足していると、ドロップアウトや音切れが生じやすくなります。そのような場合にはI/Oバッファサイズを256や512などにしてみてください。それでもオーディオの問題が解決しなければ、128に設定しなおすか、他の方法を試してください。オーディオ出力をオーディオ入力にループさせて、トラックを再録音すると、オーディオがばらばらになります。一部のサウンドカードでは独自のミキサーが用意されています。録音レイテンシの調節では、調整をします。タイムルーラの分解能の単位としてサンプルをオンにすることでディレイの量を見積もり、元のトラックと再録音したトラックを比べることができます。オフセット欄に補う値を入力することができます。ASIOモードを使う場合は、オフセット欄に0と入力し、ASIOのレイテンシチェックボックスにチェックを入れたままにします。(このチェックボックスはASIOモードのときだけ表示されます。) これで、ほとんどの場合でオーディオが揃います。より正確になるように微調整したい場合には、オフセット欄を使います。
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