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新機能

SONAR には、WDMおよびWASAPIモードでオーディオデバイスを互換するための複数の機能強化が施されています。
SONAR は、WDMやWASAPIドライバーモードが使用されているデスクトップPCやノートPC用のオンボードのオーディオデバイスに最適なサポートを提供しています。さらに、利用可能なすべてのサンプルレートとバッファサイズで安定した低レイテンシ再生や録音も行えるようになっています。
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排他モード: WASAPI排他モードには利用可能な最低レイテンシのオーディオやオーディオドライバーへのアクセス機能が備わっており、Windowsのオーディオ設定をバイパスすることができます。排他モードでドライバーにアクセスできるアプリケーションは1つのみです。
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共有モード: WASAPI共有モードでは、複数のアプリケーションをオーディオドライバーにアクセスさせることができます。Windowsで、SONARのオーディオ出力とYouTubeなどの他のアプリケーションのオーディオがミックスされます。
SONAR では、Windows 10のWASAPI共有モードでの低レイテンシをサポートしています。これは、編集> 環境設定> オーディオ> オプション> 録音/再生のオプション で新規のドライバーモードにて選択することができます。
SONAR では、WASAPI共有モードで入出力デバイスを使用した際にDSPエフェクトを有効化/無効化できます。この処理はAud.iniEnableWasapiDSP 変数を介して実行されます。
デフォルトでは、SONARは(ノイズ除去用の)入力デバイスに対応するエンドポイントのDSPエフェクトを有効化できるようになっています。
2.
構成設定設定ファイルの編集をクリックします。
Aud.ini ファイルがWindowsのデフォルトのテキストエディタで開きます。
3.
Aud.ini[Wave]セクションに、EnableWasapiDSPという新しいエントリを追加し、その値を目的のバッファサンプルの最小値に設定します。次に例を示します。
4.
Aud.iniファイルを保存し、Windowsのテキストエディタを閉じます。
5.
変更の適用をクリックして、最新のオーディオ構成設定をAud.iniから再び読み込みます。
SONARのWASAPIドライバーでは、USBマイク、Rocksmith Real Toneギターケーブル、USBスピーカー、ヘッドフォンなどのエンドポイントデバイスを個々に使用できるようサポートが強化されています。たとえば、RocksmithギターケーブルとUSBマイクを接続し、オンボードのオーディオデバイスはもちろん、USBヘッドフォンやスピーカーでも演奏することができます。これは、WASAPI共有モードでは約10ミリ秒、排他モードではわずか3ミリ秒のレイテンシで機能するため、仮想インストゥルメントをトラッキングや再生するのに大変便利です。
SONARでは、BluetoothヘッドフォンやスピーカーなどのBluetoothオーディオデバイスへの出力がサポートされています。通常、この種のデバイスではレイテンシは高めになります。以下の表は、オーディオ設定の新たな機能強化のサポート状態をWindows各バージョンごとに示しています。
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