マトリックスビューの機能強化

マトリックスビューは、ユーザーの要望に応えた機能強化を加えてアップデートされています。

マルチ選択セル

複数のセルを選択し、それらを同時に移動、クリア、コピーすることができます。選択したセルは、トラックビューのクリップ表示部にグループとしてドラッグすることもできます。

マトリックスビューでセルを選択するには次の表のように操作します。

目的	操作方法
セルを1つ選択する	セルをクリックします。
複数の連続したセルを選択する	最初のセルを選び、Shiftキーを押しながら、最後のセルをクリックします。
複数の連続していないセルを選択する	セルを選び、Ctrlキーを押しながら他のセルを選びます。

選択したセルは黄色でハイライト表示されます。選択したセルをドラッグすると、貼り付け先が青でハイライト表示されます。

シンプルなトラックルーティング

Matrix rowはトラックに関連しています。MIDI またはオーディオコンテンツを空白のMatrix rowにドラッグすると、SONARによって各列に独自のトラックが作成されます。これにより、トラックとMatrix rowの間に1対1の関係が構築されます。

コンテンツを空白のMatrix rowにドラッグしてAltキーを押すと、コンテンツのタイプが（オーディオまたはMIDI）が同一である最初の既存のトラックに新しい列が加えられます。新規トラックは、同じトラックのタイプが既に存在していない場合に限り作成されます。

2つのセルのポジション入れ換え

2つのセルのポジションを入れ換えるには、Altキーを押しながら一方のセルをもう一方にドラッグします。

入れ替えの際には、どちらのセルもコンテンツのタイプが同じである必要があります。有効に展開できる場所はドラッグアウトラインで示されます。

クリップ表示部へのセルのコンテンツのコピー

セルのコンテンツをクリップ表示部に現在タイムでコピーするには、Ctrl+Alt+Shiftを押し、コピーする各セルのトリガーのエリアをクリックします。

機能アップした列トリガー

列トリガーをクリックすると、各セルの状態を切り替える代わりに列内のすべてのセルを起動できるようになりました。

列の削除

列内のすべてのセルを削除するには、列のヘッダーを右クリックし、ポップアップメニューの列の削除を選択します。

部分的に選択したクリップのセルへのドラッグ

クリップ全体はもちろん、クリップの一部を選択してクリップ表示部からMatrixにドラッグすることもできます。

行の管理

行を右クリックすると、次の新規コマンドにアクセスできます。

MIDI行の挿入： 新しいMIDI行を挿入します。既存のMIDIの行を右クリックし、クリックした行と同じトラックに新規の行を割り当てます。空白の行またはオーディオ行を右クリックし、新規のトラックに新規の行を割り当てます。

オーディオ行の挿入： 既存のオーディオ行を右クリックし、クリックした行と同じトラックに新規の行を割り当てます。空白の行またはMIDI行を右クリックし、新規のトラックに新規の行を割り当てます。

行の削除： 行とすべてのセルを削除します。

行の消去： 行のすべてのセルを消去する。

行の複製： 行とそのセルを新規の行にコピーします。

新規マトリックスオプション

マトリックスオプションダイアログには、次のオプションがあります。

停止時にセルをベンディング状態に戻します： プロジェクト再生に従う が有効な場合、トランスポートを開始すると、複数のセルを列に並べて起動させることができます。 停止時にセルをベンディング状態に戻しますが有効な場合、トランスポートを停止すると、並べて起動させたセルはすべて再び待機状態になります。これは、再生時にセルを手動で合でも同様です。

クリップペインからステップシーケンサークリップのリンクを解除： ステップシーケンサークリップをMatrixセルにドラッグすると、クリップのデータとセルのデータがリンクされます。オリジナルのクリップおよびMatrixセルを独立させる場合、クリップペインからステップシーケンサークリップのリンクを解除チェックボックスをクリアします。マトリックスオプション ダイアログを開くには、オプション ボタンをクリックします。

 

関連項目：

マトリックスビュー

新機能