再生時のプラグインアップサンプリング

SONAR Foxboro（Update 5）では、バウンス/フリーズ/エクスポート時のプラグインアップサンプリングに対するサポートが導入されました（バウンス/フリーズ/エクスポートでのプラグインのアップサンプリングを参照）。SONAR Jamaica Plain（Update 9）では、再生時のプラグインアップサンプリングに対するサポートをリアルタイムで実施することで、プラグインアップサンプリングを1つ上のレベルに引き上げています。

再生時にプラグインのアップサンプリングをグローバルで有効/無効にするには、プラグインウィンドウの左上部にあるFXアイコン をクリックし、ドロップダウンメニューから再生時にアップサンプリングするを選択します。

選択すると、SONARにより、入力オーディオがプロジェクトのサンプルレートの2倍にアップサンプリングされます。また、プラグインが新しいレートで処理され、結果となる出力がプロジェクトのサンプルレートまでダウンサンプリングされます。

アップサンプリングには次のようなメリットがあります。

プラグインによるソース素材の処理をより高い精度で実行できます。

レベルを最大まで上げた場合に、サンプル間でクリッピングが生じる可能性を劇的に低減します。

望まないデジタルノイズを、人間に聞こえる範囲をはるかに超えた範囲に移すことができます。

位相シフトが劇的に低減します。

96kHzでレコーディングを行う際に、ハードディスクやCPUに負担を掛けることなく、96kHzでの処理によるメリットを活用できます。

EQやコンプレッサーなどの非線形のプロセッサでは、アップサンプリングにより高周波数コンポーネントのエイリアスを削減できます。

アップサンプリングが既に有効になっているプラグインについて、プラグインのアップサンプリングをグローバルで有効または無効にできます。コントロールバーのミックスモジュールで、プラグインのアップサンプリング処理を有効/無効ボタン をクリックします。このボタンの点灯時には、アップサンプリングが有効になります。

ミックスモジュール

 

関連項目：

バウンス/フリーズ/エクスポートでのプラグインのアップサンプリング

プラグインのアップサンプリングのグローバルなバイパス

新機能