DSDのエクスポート/インポートの機能強化（Platinumのみ）

SONARでは、音質向上のために、DSDに関するいくつかの重要なエクスポート/インポート機能が強化されました。

DSDエクスポートのデシメーションフィルタ

DSDフォーマットでエクスポートする場合は、オーディオのエクスポートダイアログで、次の4つのデシメーションフィルタモードのいずれかを選択できます。

90% of Nyquist

Nyquist Frequency

Large order FIR

FFT FIR

これらのオプションは、ここに記載されている順に（下へ行くほど）変換品質が高くなりますが、処理時間も長くなります。

352800 Hzサンプルレートのサポート

SONARでは、プロジェクトのサンプルレートとして352800 Hzを扱うことができるようになりました。編集 > 環境設定 > オーディオ > デバイスの設定で選択できます。このサンプルレートがサポートされるオーディオインターフェースを使用している場合は、このフォーマットを選択できます。

PCMオーディオベースのプロジェクトをDSDフォーマットでエクスポートする場合、プロジェクトのサンプルレートとして352800 Hzを選択すると便利です。PCMをDSDに変換する場合、アップサンプルの周波数が384000 HzのPCMより低くなります。その結果、384000 HzからDSDにエクスポートした場合に比べて、352800 HzからDSDにエクスポートする方が、高い音質を得ることができます。

DSDのインポートの機能強化

Delta-sigmaモジュレーターの機能強化により、0 dBSACDを超える信号をDSDに変換する場合のノイズを抑えることができます。

 

関連項目：

DSD（Direct Stream Digital）のインポート/エクスポート

オーディオのエクスポートダイアログ

配布形式のオーディオを準備する

新機能