Hardgroove's Bass Loop Library

 

メモ：Hardgroove's Bass Loop Libraryは、SONAR "Braintree" Update 1のみに含まれています。Update 1の配布終了後は、Cakewalkストアから単独でHardgroove's Bass Loop Libraryをご購入いただけます。www.cakewalk.com

Hardgroove's Bass Loop Libraryには、Public Enemyのベース奏者でありリーダーでもあるBrian Hardgrooveによる、150種類のユニークなループ（REXフォーマットとグループクリップフォーマットの両方）が含まれています。これらのループはR&Bをベースにしていますが、ロックやその他のジャンルにおいてもしっかりとした土台となります。また、ライブラリには、既存ループの微調整や独自の作成に使用できる個別の音色も収録されており、コンテンツ全体のボリュームは430 MBを超えます。

ループは2つのグループ、7つのフォルダに分かれています。グループはテンポ別（80 BPM、100 BPM）になっています。

各フォルダはHardgrooveループから始まります。次に、Craig Andertonとのコラボレーションで、音の切り取り、貼り付け、アレンジ変更、場合によっては転調を行うことで作成された、メインループのバリエーションが収録されています。バリエーションでは元の音階、音色、スタイルを維持していますが、これらを使用すると、平凡で反復的なループよりずっと味のある楽曲を創作することができます。ドラッグするだけの簡単な操作で、インスピレーションを得ることができます。

トランスポーズとストレッチ

各ループには"ネイティブ"のキーがあり、RX2またはWAVという接尾辞の前の文字で示されています。REXフォーマットとグループクリップ（WAV）フォーマットには、それぞれ異なる長所と制約があります。

REXファイルは、ネイティブのキーでの再生用に最適化されており、広範囲のテンポに合わせてストレッチすることができます。REXファイルはWAVファイルに比べて、遅いテンポへのストレッチも柔軟です。REXファイルは、SONARでのピッチマーカーの変更がサポートされません。

グループクリップファイルは広範囲のストレッチが可能ですが、低速になった場合より高速になった場合の音質に優れています。転調にも対応し、ピッチマーカーもサポートされています。その忠実性は、ネイティブピッチから転調する度合いによって異なります。

ループの編集

これらのループの転調には、Melodyneでの処理が適しています。テンポを選択してファイルをインポートした後、クリップを自身にバウンスすることで、いずれかのフォーマットから標準WAVファイルに変換します。このファイルをMelodyneで開き、個々のノートやパターン全体の転調を行います。

ループの切り取りと貼り付けでバリエーションを作成できます。もう1つフォルダがあり、単一のベースノートが半音階で並んでいます。これらをトラックにドロップして、既存のループを拡大することも、新たなセクションを作成することもできます。

特筆すべきは、セッションにBrian Hardgrooveがベースで参加するという点と、彼が持つR&Bおよびロックの才能を独特な組み合わせで制作に加えることができるという点です。

 

関連項目：

メディアブラウザの使用

Melodyne（PlatinumおよびProfessionalのみ）

ループを使う（グルーブクリップ）

新機能