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MIDIマシンコントロール（MMC）

MIDIマシンコントロール（MMC）は、MMCに対応している外部機器をMIDIケーブルを通じてコントロールするためのプロトコルです。SONARでは、MMCを使ってレコーダ、ビデオレコーダや他のソフトウェアなどの外部MIDI機器での再生・録音を開始・停止することができます。あなたのスタジオにいくつかのMMC対応機器があれば、それぞれに固有のユニットIDを割り当て、MMCコマンドを固有デバイスに割り当てることができるようにしてください。

MMCは、MIDIタイムコード同期と関連して使用する場合に非常に強力です。たとえば、MMCを装備し、タイムコードを出力できるデジタルレコーダを持っていて、それをプロジェクトのタイミングマスタとして用いるとしましょう。SONARの再生および録音ボタンを押すことでレコーダにMMCメッセージとして送出するように、MTC同期でSONARの再生を開始／停止できるように機器やソフトウェアをセットアップしてください。このように設定すると、SONARのトランスポート・ボタン（再生、録音、停止）はレコーダのリモートコントロール・ボタンとして使うことができます。この場合、1つのMMC対応の機器をタイムコードマスターとして選択する必要があります。

MMCが有効となっているとき、再生ボタンを押すと接続されたすべてのMMC対応の機器の再生が開始され、停止ボタンを押すと接続されたすべての機器の再生が停止します。既に再生が始まっている状態で録音を押すと、接続されたすべてのMMC対応の機器（例：テープデッキ）で、録音可能状態のトラックの録音が開始されます。（再生を停止せずに）録音を停止すると、SONARはテープデッキにパンチアウトするように指示します。テープデッキのトラックに対しての録音可能な状態の設定／解除はSONARからはできないため、個別に行う必要があります。

編集｜環境設定｜プロジェクト｜録音で、パンチインとパンチアウトのポイントを設定すると、SONARはそのパンチイン、パンチアウトタイムをあらかじめプログラムしようとします。しかし、使用している機器が動作するためには、MMCイベント・コマンドを認識しなくてはなりません。（より詳しい説明はお使いの機器のマニュアルを調べてください。）お使いの機器がオートパンチインで一定でない振る舞いをするときは、接続されている機器を使用しないでください。

SONARは、再生または録音の開始時にのみプロジェクトの現在位置を探すようMMC対応の機器に指示します。これによって、機器のモータやテープヘッドの過度の磨耗を防ぐことができます。

MIDIマシンコントロールの設定方法

1.	編集｜環境設定｜プロジェクト｜クロックを選択します。

2.	クロックソースで、MTCを選択します。

3.	プロジェクト｜MIDIページ（編集｜環境設定｜プロジェクト｜MIDI）をクリックします。

4.	MMC送出チェックボックスをオンにします。

5.	タイムコードマスターユニットIDにマスタータイミングデバイスのIDを入力します。

6.	OKをクリックします。

これでMIDIマシンコントロール（MMC）は有効となりました。

MIDIマシンコントロールを無効にする

1.	編集｜環境設定｜プロジェクト｜MIDIを選択します。

2.	MMC送出がチェックされていない状態にして、OKをクリックします。

これでMIDIマシンコントロールは無効となりました。