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ステップシーケンサークリップの操作

ステップシーケンサーでシーケンスを作成すると、SONARにステップシーケンサークリップが作成されます。

ステップシーケンサークリップでは、シーケンス/パターンの初回の反復が表示され、すべてのステップシーケンサークリップは、クリップの右上にある小さなステップシーケンサークリップアイコン で識別できます。ステップシーケンサークリップはMIDIグルーブクリップに少し似ていて、ステップシーケンサークリップの右端と左端をドラッグすることでシーケンスパターンが繰り返す回数を増やすことができます。

MIDIクリップをステップシーケンサークリップに変換する

既存のMIDIクリップを次のようにしてステップシーケンサークリップに変換します。

1.	ステップシーケンサークリップに変換するMIDIクリップを選択します。

2.	選択したクリップを右クリックし、そのクリップ表示部のコンテキスト・メニューからMIDIクリップをステップシーケンサーに変換を選択します（表示されていないコマンドを表示するにはコンテキスト・メニューの最下部にマウスをポイントします）。

MIDIクリップをステップシーケンサーに変換ダイアログが表示されます。

3.	ステップシーケンサーでノートイベントのオリジナルのタイミングを維持する（最も近いステップにクォンタイズしない）場合、オリジナルのタイミングを維持するを選択します。ノートはステップに合うように調節され、結果が元のMIDIクリップと同じノート時間になるように、ステップごとのタイミングオフセットが作成されます。パートの自然さは保持されます。

オリジナルのタイミングを維持するが選択されていない場合、結果は元のクリップをクォンタイズしたものと基本的に同じ状態になります。クリップの先頭が同じで、最初のノートも同じ状態になります。ただ1つ違っている可能性があるのはクリップの長さ（クォンタイズによる）で、ステップに合わせてノートが少し移動している可能性があります。

4.	分解能の値を選び、OKをクリックします。

メモ：分解能の値は一番短いノートの値に対応する必要があります。たとえば、16分音符を指定すると、1拍あたり4つのステップができます。 4分音符（1拍に1ステップ） 8分音符（1拍に2ステップ） 3連8分音符（1拍に3ステップ） 16分音符（1拍に4ステップ） 3連16分音符（1拍に6ステップ） 32分音符（1拍に8ステップ） 3連32分音符（1拍に12ステップ）

MIDIグルーブクリップでの繰り返しにバリエーションがある場合は、バリエーションそれぞれが別のステップシーケンサークリップとして変換されます。

コピーされたステップシーケンサークリップをリンク解除する

ステップシーケンサークリップをコピーすると、すべてのコピーが相互にリンクされます。これにより、そのコピーのいずれか1つを編集すると、その変更がリンクされたすべてのクリップにも反映されます。

他のクリップは変えず、ステップシーケンサークリップの1つのインスタンスのみを編集する場合は、先にそのクリップをリンク解除する必要があります。

1.	クリップ表示部でステップシーケンサークリップを右クリックし、クリップ表示部のコンテキスト・メニューを表示します。

2.	コンテキスト・メニューからステップシーケンサークリップのリンク解除を選択します（表示されていないコマンドを表示するにはコンテキスト・メニューの最下部にマウスをポイントします）。

そのクリップが他のクリップからリンク解除されます。

ヒント：ステップシーケンサークリップを頻繁にリンク解除する必要がある場合は、ステップシーケンサークリップのリンク解除をキーバインドに割り当てます（キーバインドを参照）。

 

関連項目：

MIDIグルーブクリップ

ステップシーケンサーのインターフェース

行の操作 

ステップの操作

コントローライベントの操作

パターンの操作

ステップシーケンサークリップの操作

キーボードショートカット

ドラムマップでのステップシーケンサーの使用